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レム・コールハース・ボルドーの家を再現

  • 執筆者の写真: Shunsuke  Kato
    Shunsuke Kato
  • 2018年9月9日
  • 読了時間: 2分

更新日:2018年9月13日


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3階吹抜けよりワークスペースを見下ろす。


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リビングのカット。


このリビングの大きな特徴は左側にある巨大な本棚とリフト状のワークスペース。

この縦長の本棚は吹抜けを貫いて1階から3階まで積み上がります。

手前のワークスペースは、各層の書物を閲覧しやすいよう

床ごとトップライトに向かって垂直に移動するリフト構造になっています。 (おそらく、本棚にある書物は仕事用の資料だと思われます)


車椅子使用者にとって平行移動は、健常者のように簡単ではありません。

この住宅の見事なところは、車椅子使用者の視点に立って、 車椅子使用者中心に生活が設計されているというとこです。


コールハース曰く 「この住宅は車椅子使用者にとっては使いやすいが、健常者には使いにくいだろう」

とのこと。


リビングの天井等は通常より少し低めで、

視点の低い車椅子に乗る人から見ると違和感を感じることはないのでしょうが、

自らの足で歩行する我々には少々圧迫感があるのではないか?と思われます。


ワークスペースに設置されているオフィス用のチェアとデスクが リビングの床面より下がって埋まっているように見えるのは、 ワークスペースが移動している最中だからです(笑)

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レム・コールハース・ボルドーの家を再現してみました。

実際にボルドーに建設されている住宅なので、アンビルトより資料は多いのですが、

庭にある蔦や紅葉樹等はこちらで脚色を加えました。


この住宅は車椅子使用者である家主の身体に合わせて、

リビング中央が1階から3階まで舞台装置のようにせり上がるのが特徴です。


1階は(おそらく)使用人のための住居・家事スペース、

見晴らしの良い2階から上が家主の住居です。

 
 
 

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