中野の集合住宅
- Shunsuke Kato
- 2018年3月24日
- 読了時間: 2分
更新日:2018年11月25日

エントランス・ホールのカットです
V-rayが今までのGIと違う大きな特徴は、
驚異的なレンダリング速度もさることながら
照明などほとんど置かなくても、
それなりにフォトリアル な美しい絵が出来てしまうところです。
しかし、内観の明るさをより自然な形で出そうと思うと、
ライトの設定はやはり必要で、
特に集合住宅のエントランスのような外来者を招く場所では
空間の演出がとても重要となるので
必然的にライトの数が多くなり、レンダリング時間もそれだけ増加します。
このシーンでは、光源がスポットライト、ダウンライト合わせて100近くもあって、
見えないとろやほとんど影響のないところはカットしたのですが、
それでも4000pxで約19時間もかかりました。


13年前に設計した中野の集合住宅です(敷地周辺は変えてますが)
2方向避難が上手く取れないので、避難ハッチを設けてますが 実際、行政協議上は色々と厄介です(笑)
設計を担当していた当時はformZのレイトレーシングでレンダリンしていました。
現在に比べると驚くほど精度は低く、
数えきれないほどのカットを作成しましたが、
目が肥えてしまった現在の私から見ると漫画みたいな「絵」ばかりでした。
当時所属していた会社は、毎週の様にプレゼンがある会社で、
CGを毎日の様に24時間体制で作ってました。
クライアントと打ち合わせをして、翌日にはプランニングした案を図面化し、
CGを添えて提出するという超激務(しかも数カット)
CGの精度なんてのにはこだわってる暇は全くなく、
とにかく大量生産、変更の嵐(笑)
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