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メリハリ

  • 執筆者の写真: Shunsuke  Kato
    Shunsuke Kato
  • 2018年3月31日
  • 読了時間: 1分

更新日:2018年5月24日


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パースをリアルに見栄え良く見せる手法の1つに

外から入射してくる光によって室内にサッシやブラインド等の影を落とす

という方法があります。


今更語るまでもない話ですが、

これは、グローバルイルミネーション云々以前に、

2次元図面に立体感をつける作図表現にもよく使われる手法です。


CGというのは見せ方1つ、テクスチャの善し悪し1つで

漫画のようなチープな仕上がりになってしまうため、

光と影の演出がとても重要です。


特に上記のカットは窓からの景色が見えないため、

どれだけ綺麗に作っても

こちらで作り出したオブジェクトのみで

本物らしく見せるというのはかなり難しいのです。


この問題を解決するには、陰影をつけるという単純で古い手法が今でも有効で

3ds maxには「指向性ライト」というライトが用意されていて

外観パースの演出等にもよく使われます。


もう少し高度な設定をすれば陰影をぼかしたり、

視点から離れるほど影が薄くなってボケていく等の凝ったこともできますが、

そこはレンダリング時間との相談。


大事なのはメリハリをつけて明暗差をはっきりさせてやること。

特に広告に掲載するパースではこういった演出がかなり重要で、

シーン全体がグッと締まった印象となり、

観る者を惹きつけるのに抜群の効果を発揮します。


 
 
 

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