空気感の演出
- Shunsuke Kato
- 2018年3月6日
- 読了時間: 1分
更新日:2018年4月9日

ルイヴィトン・ニューヨーク夕景版・4000px再レンダリング。
外観パースのリアルさと精度は、半分くらいを背景画像に依存しているので、
その素材のチョイスがとても重要です。
しかし、ニューヨークの街はビルが乱立しているので、空=背景がほとんど見えません。
この場合、建築物への反射、特に窓への背景の写り込み等で
その場の空気感を表現するしかないのですが、
昼景は環境があまりシーンに反映しないニュートラルな仕上がりとなってしまうため、
逆に現実感が薄くなってしまうかな?と私は感じます。
このように空が見えない特殊な構図の場合、
少し情緒的な夕景のHDRIを使い
太陽光が当たる面と影となる面をはっきりさせておいたほうが
演出はしやすいです。
光の当たる面から太陽の位置や時間帯を鑑賞者に想起させる仕掛け等も
パースを製作していく上での重要なテクニックです。
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